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2013年6月28日 (金)

ジェノバからチンクエテッレ、ピサへ そしてフィレンツェへ

ユース→(バス)ジェノバ駅→(列車)モンテロッソ→(徒歩)ヴェルナッツア→(列車)リオマジョーレ→ピサ駅→(徒歩)斜塔他見物→(列車)フィレンツェ→ユースホステル

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    どんなことがあっても この旅は続ける

    Whatever might happen  I will go on this travel

今日はまた衝撃事件発生。朝から、ローカル列車でチンクエテッレ見物へ。チンクエテッレは切り立った崖に、へばりつくようにできた五つの集落。カラフルな家の世界遺産です。ジェノバから電車に乗って一時間。乗り越すのが嫌だったので、早めにドアの前に行って立つことに。
立っていると、おそらく十代と思われる二人組の女の子がやってきて、同じようにドア付近に立った。
「次で降りるの?」と一人が聞いた。この子は目鼻立ちがはっきりしたとてもきれいな顔で、ポニーテール、Tシャツにデニムの短パン。
「わからないけど、モンテロッソで降りるんだ」と答えると、「モンテロッソは次の次よ。ところで今何時」ときれいな英語で言う。
時計を見せてやると、二人は視界から消えて車両の方へ行った。高校生ぐらいに見えるけど、いったい今日は何曜日なのかわからない。学校をさぼって海水浴にでもきたのかと思った。
列車がモンテロッサの駅に近づくと、十数人の乗客が私の周りにやってきて、降りる準備。列車がホームに停止して、ドアが開いて、さあ降りようと一歩踏み出すと、ポケットの財布を引っぱられた。ズボンの左ポケットを見ると、誰かの手が入っている。その手をたどっていくと、さっき話をしたきれいな女の子。一瞬、何が起こっているのかまったく理解できず。
"What are you doing?"というと、ニコッと笑ってポケットから手を引いた。まさか、この子がスリ?一瞬、引っ込める手をつかんで列車から引きずり降ろそうかと思ったが、テレビでよくあるように、「この人痴漢です」なんてイタリア語で叫ばれたらどうしよう、こっちはイタリア語わからんし。などと考えている間に笛。あわてて列車から降りた。とりあえず、財布は取られていない。でも、状況がイマイチ理解できず、へなへなとなって、ホームに一人立ち尽くす。
あれはプロや。どこで降りるか聞いておいて、動き出す瞬間にポケットに手を入れてきた。人間、静止している時にポケットをゴソゴソされれば気づくが、動いていたら気づかない。ましてや列車から降りようと、キャスターバッグを抱えて動き出した瞬間を狙ってやってきた。マジックテープ無かったら、完全にすられていた。
私の恐怖を想像してみてください。私が気づいて、相手と見つめあっていても、動ずることなく、ポケットから手を出さない。その恐怖。
私は、良く言えば、やさしい人の良さそうな顔をしています。悪く言えば、へなちょこで気弱。なにかトラぶっても、決して凶暴にはならないような顔です。たぶん、そのへんも考えて、やってくる。
あつらは、検札も来ないローカル列車を一日何往復もして、世界中から押し寄せてくるカモからスリをしているに違いありません。
へにゃへにゃになってしまって、もう観光する気になれず、すぐに列車で移動しようと見たが、次の列車は一時間あと。しかたなく、海岸に出てみたら、次の集落が見える。インホメーションで、歩くとどのくらいかかるか聞いたら、一時間だという。ちょっと歩いてみたら、海岸沿いに石畳の道がつけてある。これならキャスターバッグ転がしていけそう。すぐにもそこを離れたかったので歩くことに。

1 2

15分ぐらいは石畳の道で、アビラの城壁を引きずったワシには屁でもないわ。ところが、そこから山を登り始めた。チンクエ~の集落は切り立った崖に石を積んで、段々畑で葡萄を栽培しているという。その段々畑を上っていく。八ヶ岳を上るような道。あ、ちょっと言い過ぎですが、体感的にはそんな感じ。もちろんバッグは転がせないので、手に持って歩く。14キロのバッグ。すれ違う人は、Oh my~, shit,  nuts, Why, と、浴びせてくる。こっちは、捻挫しないように、ヘルニアにならないように、崖から海に落ちないようにと必死。その上、そんなに重くないですよ~というふりもしなきゃならん。地獄じゃ。
昨夜飲み過ぎたワインが全身から噴き出る。おまけに水を持っていない。途中、二人の人が、「大丈夫か、水飲むか?」と言ってくれたが、人が口つけたボトルを飲むのも・・・。

3 4

次の集落が見えた時のうれしかったこと。
結局2時間かかった。とにかく無事だった。
5 6

でも、あんまり観光する気分でもなく、食欲もなし。とりあえず、ビール飲んで、水飲んで、何か食べんといかんかとアイスクリームを食べて、駅へ行ったらホームに列車がいたので飛び乗った。
あちゃー、やってもうた。列車が反対へ走っていく。2時間かけてモンテロッサから歩いたのに、6分でまたモンテロッサに逆戻り。モンテロッサで降りて、一人爆笑。
これは、神様がちゃんとチンクエ~を見ろと言っているんやと思って、最後の集落のリオマジョーレまで列車で行って観光。

7 8

もっとも美しいと言われているマナローラへ行く愛の小道は、がけ崩れで閉鎖中でした。
9 10

フィレンチェに着いたのが7時半。もうインホメーションが閉まっていて、宿の場所がわからない。マクドナルドでWiFiをつないで捜したが、簡単に行けそうにない。しかたがないので、地球の~に出ている宿を2件回ったが満室。やっと3件目で空きがあって、今そこでこれを書いています。
宿はあまり良くないです。20人の大部屋で、まるで野戦病院。空気がよどんでいて、天井でおおきなファンがカタカタと回っている。壊れそうなガタガタのベッドの二階。

旅が荒れてきている。まずは酒の部屋飲みをやめないとダメ。二回やっただけやけど。外で飲むぶんには金がもったいないので一杯か二杯でやめるが、ワインなんか買ったら、次の日持って歩くのが嫌で飲んでしまって二日酔い。
次に、セキュリティーをもう一度考え直さないといけない。これからは今までよりももっとヤバイエリアに入っていく。ホールドアップだってある。
明日、もっと良い宿に移って、じっくりと立て直す。
あ、ピサ?傾いてましたよ。

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コメント

実害はなかったっからよかったようなものの
たいへんな目にあいましたね

自分の身は、自分で守る
旅が楽しめなくなっちゃいますけど
常に用心するですね

マジック・テープのアイデアは
つかわさせていただきます。

拓さん、はじめまして。
英語の勉強になるサイトを探していたらこちらにたどり着き、5/1から22日まで読んだ所で、現在の様子が知りたくなって、途中すっとばしました。

今日の出来事が非日常だったので思わずコメントしてしまいました。
そんな思いをしてアップしてくれた写真は素晴らしいです。段々畑を上った場所から撮った集落の写真(no4)が可愛らしくて好きです。

明日の旅も応援してます。

"困難こそ自分を成長させる" 私の好きな言葉です。

カメリオさんTORAさんコメントありがとうございます。
マジックテープよりファスナーの方が良かったかなと思う今日この頃です。
でも、敵はファスナーでも開けてくるでしょうね。
用心して旅を続けます。

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