ティラナ(アルバニア)からギロカスタル(アルバニア)へ
ホステル→バスセンター10:00発→ギロカスタル着15:30→B&B泊
ギロカスタルなんて、SFアニメに出てきそうな名前の町へやってきました。
朝、ティラナのバスセンターというか、空き地に40分歩いて到着。
9時発があったか記憶がなかったが、あと5分しかなかったので、喫茶店でトイレを借りて、"How much is for the toilet?"って聞いたら、
"You don't need to pay, just a little smile is enough."なんてしゃらくさい返事。トイレで金を取らないなんて。と言うか、なんでバスセンターにトイレも何にもないの?
結局バスは10時だったので喫茶店で朝飯を食べて10時のバスへ。
バスはオンボロバス。当然テレビはなく、トイレはあるものの使えない。
ワシは頻尿なんで、バスに乗る前はあんまり水分を取らないように気をつける。今朝は朝ホステルでコーヒー一杯と、バスセンターで紅茶一杯とパン。
でもこれはたぶんに神経性のもので、電車なんかだと、全然気にせずにビールを何本も飲んで、何時間もトイレに行かずに乗っていたりする。
車内のカーテンが全部閉めてあって暗い。たぶん、このバスは昨夜夜行で走ってきて、運転手はこのバスで泊まったはず。ちゃんと居眠りしないで頼むよ。
結局、10人足らずの客を乗せて出発。ギロカスタルまで1000レク(1000円。1レク=0.94円なので等価で換算)
今日は朝からず~と雨。3時間ぐらいは順調に走ったが、途中から悪路に入って、山の断崖を走っていく。
とりあえず山をブルトーザーで削って、舗装しただけのような道が続く。
ところどころ、道が土砂で抜けた跡があり、それをまたブルでならして舗装しただけの道が続く。(写真上は対岸の抜けた道)
道が抜けて谷底に押し流されたらいやだな~なんて思って乗っていたら、やっぱり土砂が・・・。
それをみんな乗り出して見てるわけですけど、この道はたぶん年中、抜ける、補修する、抜ける、舗装するの繰り返しだと思う。路端の残骸を見れば明らか。
あ、書き忘れたけど、このバスは雨漏りがひどい。
外の雨の量に合わせて中も降る。
一時、バケツをひっくり返したように降って、あとは小雨(バスの中が)になった。
バスの中には音楽が流れていて、曲調はトルコのものだけど、後で宿で聞いたら、もちろんアルバニアの音楽で、運転手によってはトルコの音楽も流すらしい。
これがまたすばらしい。アップテンポで軽快かと思えば、時に物悲しく、心に響く。
そんな音楽を、悪路だろうが渋滞だろうが、決して止めずに、ず~と大音量で流し続ける。バスは悪路で大揺れ雨漏り。でも音楽は続く。
そしてバスはギロカスタルに到着。外は土砂降り。(写真は少しあとで撮っているが、降りた時は視界ほとんどゼロ)
ここが終点だから降りろと運転手が言う。でも外は土砂降り。
荷物を出してくれと言ったら、自分で出してくれ、だって。
荷物をバスの横から自分で出して、びしょ濡れになって近くの建物まで走ったが、全身ずぶ濡れのドロドロ。
雨が少し弱くなって視界が効くようになったら、すぐ前に立派なサッカースタジアムが現れた。こんなど田舎なのに。
雨は止みそうもなかったので、近くのバーに入ってビールを飲んだ。このバーはテレビが5台もあったが、すぐに停電。
バーで聞いたら、町の中心まで歩くと20分かかるという。
この土砂降りの中をキャスターを引いて20分は歩けない。
「地球の~」を見ると、宿情報は2件だけ。B&Bのシングルが15ユーロになっていたので、バーの電話を借りて電話したら、25ユーロのダブルなら空いているという。
高いけど、しょうがない。晴れてさえいれば、歩いて安い宿は捜せるが、土砂降りで、しかもキャスターを引っ張っては捜せない。
タクシーで300レク。感じのいい宿で、おかみさんは英語も上手い。
一つだけ文句を言わせてもらうと、シャワーの出が悪い。絞り過ぎ。
シャワーは今朝の12ユーロのホステルの方が快適。その他は文句ないけど、「日本人がたくさん来るよ~」の一言は気に入らん。でも服がドロドロなので、ランドリーサービスを明日頼んで連泊する予定。
あとで町を歩いたら、7.5ユーロのホステルがあった。WiFiがあるかどうか知らんけど。宿に着いたらもう5時近かったが、雨が嘘のように上がったので宿で近所のレストランを教えてもらって出動。
途中にインホメーションセンターとも思えないインホメーションがあったが、閉まっていた。
その前に「ワシは5か国語喋れるからなんでも聞け」というおっさんがいたので、ATMの場所を教えてもらった。まさか、この人がインホメーションの人やないやろね。明日確認するけど。
全部で500レク(500円)。うまい。安い。トルコ飯やね。ついでにゆでたまごとビールをもう一本お持ち帰りした。
写っているのはアルバニアのビール。
コソボ、モンテネグロ、アルバニアとまわって思うのは、どんな小さな国にでも自国のビールがあって、どれもおいしい。
ビール、音楽、サッカースタジアム、美味しい食い物は、どこへ行ってもそこに地モノがあって、そのどれもが、すばらしい。決してナメてはいかん。
飯を食い終わって坂を登って宿へ。雨は完全に上がってあたりが見えた。
今日の宿 B&B Haxhi Kotoni(ハシ・コトニ) ダブル 25ユーロ(3380円)
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大雨大変でしたね…お疲れさまでした。
私の見てる地図には、ギロカストラ博物館都市とあります。
何か博物館があるのですか?
投稿: 由津子 | 2013年10月 1日 (火) 10時41分
民俗学博物館が一件あるようですが、そうではなくて、石葺きの古い家200件が文化財登録されているので、それでそう呼ぶのではないでしょうか。
「地球の~」に、「ギロカスタル」と表記があるのでそれを採用しましたが、ジロカステル、ギロカストラと三通り呼び方があるようです。
今日、宿の人に確認しますが、昨日バス停などで聞いた発音では、ギロカスタルだったような気がします。
投稿: Taku | 2013年10月 1日 (火) 13時45分
10月に入りましたね。
それにしても凄い道の悲惨なバス移動でしたね。 私も金曜日からカナダへ
それがモントリオールの早朝、とは言っても朝6時15分の列車の予約をしてしまい 今に成って外は暗いと気付き タクシーで駅まで10分位乗る事にしましたが 海外でタクシーに一人乗るのが初めて、とても不安で楽しみが飛んでしまっています タクシー利用の注意点などアドバイスが有ればお聞かせ下さい 英語はカタコト程度です
投稿: suisen | 2013年10月 1日 (火) 18時01分
タクシーはあんまり乗ったことないんで正直よくわかりません。
でも、モントリオールって安全な気がします。
それに、ホテルで呼んでもらえば、ちゃんとしたタクシーが来ると思いますし、行先も紙に書いて見せれば万全じゃないでしょうか。
外は暗くても、駅にはたいてい人がいるので、危険ということはないと思いますよ。
私も朝暗い時間に電車に何度も乗りましたが、朝は夜よりもずっと安全な気がします。
そんなに心配なさる必要はないと思いますよ。
よい旅を。
投稿: Taku | 2013年10月 1日 (火) 19時58分
ジロカストラほんまのんびりしててええとこなんですよ~。
宿泊するとこ最初は見つけにくいですよね。
街をうろうろしてると、案外看板を出してないホステルみたいなところが5ユーロとかで泊めてくれたりするんですが。。。。
そんなん最初から教えといてや!!って思いますけど(笑)
投稿: sho | 2013年10月 3日 (木) 20時56分
5ユーロとは知らなかった。5泊できた・・・。
投稿: Taku | 2013年10月 4日 (金) 00時38分