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2015年1月20日 (火)

セイラー・ボブ・アダムソン⑬(メルボルン)

死は存在しない。

ボブは、私たちは分離したそれぞれの個人ではなく、それ(純粋なる知性エネルギー、他には何もない一つのもの、純粋な意識)なのだと言います。
そしてそれは始まりも無ければ終わりも無い。時間そのものが無い。

私たちは、生まれたことも無ければ、死ぬことも無い。

ボブは言います。

ここにいる人で自分の誕生の瞬間を覚えている人はいますか?
もし覚えている人がいたら、それはいつですか?

母親から生まれ出る時ですか?それとも精子と卵子が結合した瞬間ですか?
誰一人として、その瞬間を特定できる人はいないはずです。

そしてまた、死はいつ起こるのですか?
あなたの鼓動が止まり、肉体は土に帰り始める。しかしそれはエネルギーの態様が変わるにすぎない。

それは生まれたこともなければ、死ぬこともない。

私たちは、もともとそれなのであって、それには始まりもなければ終わりもない。

人が死ねば、肉体は朽ちていく。しかし、「純粋なる知性エネルギー」は何の変化もない。
今まで、「私」だと思っていた思考はどうなるか。それはしがみつく場所を失い、どこかへ消えてしまう。

しかし、もともとそれはやって来ては消える実体のないもので、自分という存在がいないと理解している人にしてみれば、肉体の死以前に思考の死(自分がいるという思考の死)は起こっている。

死は存在しない。

輪廻転生はあるのか。

ボブが言うには、私たち一人一人が分離した個人だという考えそのものが、まわりが植えつけた条件付けにすぎず、もともと分離した存在ではないと言う。
そうであれば、死は単なるエネルギーの変換なのであって、そこから何かが消えたり、生まれたりすることもない。

私はある時ボブに、人間は転生するのか?と聞いた。
すると彼は「誰が転生するのか?」と答えた。私が自分だと思っている自分は実在しない。だとすれば、誰も転生などしない。そこにあるのは単なる思考の消滅にすぎず、その思考がまた別の肉体に宿るわけではない。

自分という一人の人間がいると思い込んでいるだけ。(ボブが言っているわけではないが、多重人格ということも、これで説明がつくのではと私は思っている)

私たちは、もともと分離した個人ではなく、「他には何もない一つのもの」。私が私だと思っている存在は実在しない。
個人が幻想である以上、それが生まれ変わるということは成り立たない。

カルマはあるのか。

ボブの世界には時間は無く、始まりもなければ、終わりもない。原因がなければ結果はない。よってカルマはない。
非二元の世界では時間は幻影。あるのは今この一瞬だけ。私たちは、昨日のことや、10年前の出来事を思い出すことはできる。

でもそれは実際にはどこにもなく、私たちの記憶の中にしか存在しない。
私が生きた過去などなかった。ちょっと不謹慎な言い方をすれば、(昔、私はあの人を傷つけた)とか、(昔、私は大失敗をした)などと悩む必要はまったく無い。

あるのはこの瞬間だけ。私たちが生きているのは、この瞬間だけです。過去も未来も、時間もありはしない。
それらは、私たちの意識の中にだけあり、あるように見えているだけ。

ボブは時々冗談で、「今を生きていない人はいますか?」と聞きます。
みんなこの瞬間(今)を生きています。今以外に生きようがありません。昨日どころか、5秒前だって生きることはできません。生はこの瞬間しか存在しないからです。

2015.3.17追記

死んだらどうなるのかという質問をボブにしたことがある。ボブが言うには、私たちは毎晩眠りに落ちて、次の朝には戻ってくる、それと同じだと言います。

私が、私だと思っている体も、思考も、眠りと同時にどこかへ消える。(体は寝床の上にはあるが、意識からは消える)そこには思考はない。体が無くなって脳も無くなれば夢さえ見ないような深い眠りの状態と同じことが起きる。

体の感覚器官を失えば、実際には見ることも聞くこともできない。それでもそこには、純粋な知性エネルギー(アウエアネス、認識する空、意識、それ)があるという。

ボブは、それはマインドでは認識できなという。マインドでは認識できないがゆえに、見ること(seeing)、聞くこと(hearing)を、ポインターとして使う。

私たちは、大海の一滴のしずくのようなもの。またもとの大海に戻るにすぎない。

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