宿→(ミニバス18ドル)マーブルマウンテン→チャム彫刻美術館→(徒歩)宿→町歩き
今日の宿 Lan Phung ダブル 336000ドン(16ドル)
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朝、8:30に迎えのタウンエースがやってきて、それでダナンへ移動予定でした。ところがそのバスは三人しか乗客がおらず、うち一人はダナン観光ツアーの客。ガイドの男が、いい場所を案内するので、私もツアーに参加しなかと誘ってきた。
移動しながら観光できるのならと、追加料金を払って、ツアー兼移動に参加。

バスは30分もしないうちに、マーブルマウンテン(五行山)のふもとの、大理石の販売所に着いた。ホイアンからダナンまでは、約一時間半。マーブルマウンテンはその途中にある。

マーブルマウンテンは大理石でできた山。昔からこの山で取れた大理石の加工が盛んで、ここには販売、加工業者がたくさんある。

彫像の値段は、1mぐらいの仏像で40万ぐらいから。ここで買って日本に送る観光客も多いそうです。送料は船便で6万ぐらいから。

山にはエレベーターもある。あれに乗るのか?と聞いたところ、あれは年寄り用だと言う。ウソをつけ。ツアー代を安くあげるために歩かせるだけやろ。
大理石の階段をゼーゼー言いながら登ったら、最初にこの仏像が出てきた。

彫るのいいとしても、どうやって運んできたんやろか。

左がベトナム人ガイドのタートル。右がカナダからの旅行者のウエスト。タートルは英語が達者のうえに、盛り上げるツボを心得ていて、おもしろいことを言うので、このツアーに参加したのは正解でした。

山には、洞窟がいくつもあって、そこには仏像が祭られている。

滑りやすいツルツルの大理石の岩を登っていくと、山頂に出た。遠くに見えるのはダナンの町。

ボケてしまいましたが、これは大きな洞窟。ベトナム戦争の時は、ここが病院になっていて、大勢の人が収容されていたが、最後にアメリカに見つかってしまい、米兵が洞窟の上に穴を開けて、降下してきたそうです。その時に開けた穴から光が差し込んでいる。

ウエストが、差し込む光の中に立って、「俺は神になったみたいだろう」と喜んで、何枚もタートルに写真を撮らせていた。

火炎樹。日本語では burining fire tree と言うんだよとウエストに説明したら、妙に感心された。

タートルは時々クイズを出して盛り上げる。「屋根の上に三枚の絵があるけど、何が書いてあるかわかる?」
「簡単じゃないか。あれは仏陀の一生さ」と私が答えたら、「正解!high five!」と言ってハイタッチ。まあ、お寺に書いてある絵はだいたいそんなとこでしょ。

山からみた麓の集落。ほとんどが大理石加工業者。今はもうマーブルマウンテンからの切り出しはしていないそうですが、全国から取り寄せて、ここで加工しているそう。

山の寺には、10人の僧侶が住んでいるそうで、お経を読んでいる人もいた。

山門。ここで休憩して、タートルがあれこれ世間話。タートルは32歳で10か月になる娘がいる。小さいながら、旅行代理店を経営。ウエストも32歳で独身。エンジニアをしていたが、辞めて旅に出たという。
「拓は何をしているの?」と聞くので、「もう二年も旅をしてるよ。94カ国に行ったけど、ベトナムが最後の国で、来週日本に帰るのさ」と言ったら、「きっとすごい金持ちなんだね」とタートル。そりゃあ、タートルから見れば金持ちかなあ。
ウエストがお決まりの質問をした。「どこが一番良かった?」
それには答えなかった。本当に、この質問には困ってしまう。今まで食べた中で何が一番うまかった?今までで一番うれしかったことは?と同じで、そんなのわからへん。
マーブルマウンテンを終わって、また車に乗ってダナンの町へ。途中、海沿いの道を走った。

ダナンのビーチはベトナム屈指のビーチリゾートホテルがたくさん建っている。カジノまであった。
「なぜ誰も泳いでいないの?」と聞いたら、「ベトナム人は日焼けしたくないので、泳ぐのは早朝か夜だけ」だって。

ダナンの町。なかなかの都会です。

続いて連れていってくれたのが、チャム彫刻博物館。

この美術館は、ミーソン遺跡から発掘されたものを中心に、チャンパ文化の遺跡で発掘された彫刻を展示している。

チャンパ文化はヒンズー文化。リンガを説明してもなかなかウエストが理解しないので、○○○!とわかりやすく説明してやった。

知り合いのガイドと盛り上がるタートル。ちなみにタートルは外人向けの名前で本名はベトナム語でカメだそうです。発音は忘れた。

ミーソンはホイアンの南西45キロにあるので、昨日行こうか迷ったけど、ここで出土品を見たからまあよかった。
この博物館で、みんなとお別れ。彼らはホイアンに帰っていき、私はそこから宿まで歩いた。

橋の真ん中が竜のオブジェになっているドラゴンブリッジ。
ものすごく暑い。汗ダラダラ。歩いている人はほとんどいない。時折バイクタクシーやタクシーがやってきて、何をこの暑いのに歩いているんだ、乗れ!という感じで言うが、無視して歩いた。

ハン川沿いの途中のバーで一杯。タイガービールがホーチミンの倍の値段。ジョッキ二杯で60000ドン(360円)
宿は「地球の~」を見て決めたが、この町には安宿街がないみたい。この町は、明日ここから飛行機に乗るために来ただけやでね。
荷物を置いて、近所を散策。

ここもバイクがやかましい。

宿の近くに、「地球の歩き方」に出ているミー・クアンという麺の店があったので行った。料理の名前もミー・クアン。これは日本のうどんに近い麺。あんまりおいしくなかった。40000ドン(240円)。モークアン。

フランスパンをサンドイッチにして出す屋台があちこちにあって美味そうだけど、パン派ではないので食べてない。それにしても、コーヒーの店が多い。
宿で一休みして、ビールを飲みに出た。ビールを出す店が何軒かあって、そのうちの一軒でハイネケンを飲んだ。ところが、つまみのメニューがまったくわからん。みんなが食べているものを見回したが、大勢で食べる鍋やら、好みに合わないようなものばかりだったので、ビールだけ飲んで店を出た。

歩いていたら、大衆食堂があって、お皿に盛ってある料理を見て選べる店があった。それでも、盛ってあるものがようわからん。イカ、鳥肉、牛肉、ホウレンソウなど、見てわかるものばかりを選択。全部で40000ドン(240円)。普通においしかった。
明日は大移動で、一気に北上してハロン湾まで行く予定です。
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