6スペイン

2013年6月22日 (土)

バレンシアからバルセロナへ

ホステル→バレンシア北駅→(列車で3時間)バルセロナ駅→(地下鉄)サクラダファミリア→(地下鉄・バス)ミロ美術館→ユース・ホステル

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        独創性こそが芸術家の命だ
        カタルーニャが生んだ二人に天才は
        その点において他の追随を許さない
        ガウディ そして ミロ

        Oliginality is the life of the artist
                 Two of the Catalonian artistic geniuses are second to none
                  in that point
                  Gaudi  and Miro

今朝も暗いうちにユースを出て駅へ。朝5時半です。右はバルセロナ駅。

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そしてサクラダファミリアへ。着いたのは11時頃でしたが、大勢の人がチケットを求めて並んでいました。今日はいつもより多いそうで、サクラダファミリアを半周するほど列ができていました。
一時間ほど待ちましたが、おかげで外からじっくり観察。

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そこでちょっと気づいたんですが、初期の頃に作った部分と、最近作った部分のデザインが違い過ぎるのではないかということ。デザインに一貫性というか、整合性がない気がします。一番よく表れているのが彫刻で、正面にある初期のものは写実的で、すばらしいです。

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ところが裏側にある彫刻はというと、これはこれで名のある芸術家の作品なんでしょうが、昔のものと比べると、斬新過ぎてバランスがとれません。

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左クリックして大きくして見てくださいね。外壁も、最近作った部分がモダン過ぎて、一貫性がない。これはあかん。
ガウディは、建物のおおまかな図面は残して死んだそうですが、細部のデザインまでは残さなかったため、後の人で協議しながら作っていると聞いたことがあります。
こまかなところは賛否があるのかもしれませんが、これじゃダメだな、と思いながら、待つこと1時間。
やっと中に入れました。
驚愕です。その聖堂のすばらしいこと。私はこちらに来て毎日毎日教会を見ているので、もう教会通と言ってもいい。ミサも出てますし。ところが、この聖堂は、今までの教会と比べるとかそういうレベルじゃない。異次元の美しさです。
今日の最初の写真は聖堂を下から見上げたところです。ふつう。教会の天井は、すすけて真っ黒で、不気味な感じさえしますが、ここは全然ちがう。光がたっぷりと入って、その美しいこと。びっくりです。ガウディがここまで計算して設計したとしたら、すごい。私は今日まで、モンサンミッシェルをiPadminiの待ち受け画面に使ってきましたが、さっそくこれに変更しました。

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上の左の写真は正面の上の天井を下から見上げたところですが、イエス様が窓から降りてきそうな感じです。

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もう一つびっくりしたのは、私たちがいつも写真で見る正面の4本の柱は、まさに正面入り口の柱で、そのうしろ、つまり聖堂の上に、もっと背の高いバカでかい塔が建つらしいのです。

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上の左の写真の中の2010という文字の上の図の、カラーの部分だけが今できている部分。白いところは2030年までに完成予定だそうです。整合性がないなんて言ってごめんなさい。まだ全然できてないということじゃないですか。2030年ならなんとか見えそうなので、絶対にまたきて完成した全体を見ると決めた。
右の写真は、ガウディが設計するときに使ったモデルで、基本的には紐を逆さにして引っ張った構造で、それをひっくり返したものが基本の設計になっているそうです。
サクラダファミリアはすばらしいです。中はまるで未来の教会でした。

続きまして、カタルーニアが生んだもう一人の天才、ミロ美術館へ。こちらの方は中は撮影禁止なので入口の写真しかありません。たくさんのミロの絵やオブジェが展示してあって良かったです。
今日は二か所とも、ものすごく感動したんですが、もう一つ、泣きそうになったことがありました。
地下鉄を降りて、ミロ美術館まで歩こうと、インホメーションセンターで聞いたら、坂道で一時間ぐらいかかるからバスで行けと言うんです。もらった地図をみると、どう見ても1キロぐらいしかない。でも、今日は暑い日で、無理して歩くと倒れそうな天気だったので、言うことを聞いてバスに乗りました。バスに乗って地図を見たら、ミロ美術館の一つ手前のバス停がオリンピックスタジアム。
バスはゆっくりと坂を上っていきます。たしかに、今日のような日に歩くのはきつい坂道です。
このきつい坂道を、あの暑いオリンピックの日に、有森裕子はメダルめざして全力で走ったんだなと思って・・・。

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2013年6月21日 (金)

コルドバからバレンシアへ

ユースホステル→ユダヤ人街町歩き→ローマ橋→メスキータ(教会)→コルドバ駅→(高速列車でマドリード経由)バレンシア駅→ユース→ラ・ロンハ→バレンシア町歩き→ユース

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                                  (ローマ橋から見たメスキータ・教会)

      メスキータへ行くと 朝のミサをやっていて
      ミッションのテーマが流れていた
     下手くそなパイプオルガンで時々音をはずした
      でも こういう設定こそがワシを泣かすんや

       I went Mezquita and found a morning Mass
       The theme of the Mission was there
       It was badly played pipe organ and sometimes missed a note
       But these circumstances really made me cry

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写真左が昨夜12時のメスキータ。なんと馬車で観光している人がいた。右はユダヤ人街の花の小道,今朝。

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メスキータは、中にたくさん柱のある美しい教会です。

この旅で時々不思議に思っていたことが解消したので書きます。でも、内緒にしておいてください。私は、教会(カテドラル)にたくさん行っていますが、今まで、入場料というものを取られたことがほとんどなかった。でも、地球の歩き方には入場料いくらいくらと書いてあるので、いつも不思議に思っていた。
今朝、世界遺産のメスキータに朝9時に行きました。地球の~には、入場は10時からで、入場料は12ユーロとなっている。でも、私は例によって早朝攻撃。入口が開いていて、お巡りさんが立っていたので、「入ってもいい?」と聞いたら、「9時半まではミサだからいいよ」と言うんです。それで中に入って見物したんですが、教会なんて30分もあれば十分に見物できる。けっこう大勢の人が見物していました。9時半になってお巡りさんが、ミサは終了だから出てくれと言う。外に出てお巡りさんに何で?と聞いたら、いつもこういう風にやっているんだと言う。入口を閉めて、後から来た人には、会場は10時からですと言って入れさせない。
なんじゃほりゃ、9時半まではタダってことかー。
あ、私は今まで、敬虔なクリスチャンとして早朝ミサに行っているだけで、タダで見物しようなんてつもりでやっているんじゃありません。お願いですからこの事実を人に言わないでください。何か最近日本人が大勢早朝ミサにくるな~、なんてことになったらいかん。

人が感動するかどうかというのは、その場の状況にかかっていると思う。体調や気分、思い入れや記憶のちょっとした引っかかりなど、ふとしたことが引き金になって感動する。ガイドブックや人がすばらしいと言うから感動するわけじゃない。
メスキータはものすごく感動した。外観も中もすばらしい。しかもミサをやっていて、大好きな「ミッションのテーマ」を下手くそがパイプオルガンで弾いていたんです。ミッションの映画はどうでもいいですが、あれは、たぶんスペイン人のキリスト教の伝道師がアマゾンの奥地に布教に行って、原住民に殺されたりしながら布教する映画です。それを、ここスペインの教会で、その昔、イスラム教徒から取り戻したこの教会でのミサで演奏しているというのが泣けるやないですか。
コルドバいいところでした。と、私が言っても、やはりそれはその場の状況なのであって、別の人が来ればまた別の状況になる。サラマンカだって、他の人が行って、すばらしいと思うかどうかは、その人の状況によると思うんです。私がすばらしいと言ったからといっても、次に行ったときにそう思うとは限らない。人が何に感動するかは、まったく予測できない。

それともう一つ発見したこと。昨日泊まったユースは地球の~に載っているユースですが、そこは個室で、ベットが二つ。つまりツインルームですが、日本人青年と二人でした。その青年はマドリードからバスで4時間かけて来たそうですが、バス代が1200円だったというんです。ワシの方はマドリードまでの高速鉄道の追加料金だけでももっとする。ということは、バスで移動したらものすごく安くあがる。経済性ではユーレイルパスなんて話にならないよいう事実。利便性もアンダルシアやポルトガルではバスの方が上。
でもまあ、私としては高くても鉄道を選びますが、その差額に驚いたわけです。

続きまして、バレンシアへ

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このユースは電波の状態がいいので写真増量でいきます。写真左は、マドリード・アトーチャ駅。この旅でもう何回も来ました。記念に一枚載せておきます。右はスペインが誇る変な形の高速列車です。何回も乗りました。毎回、スペイン語の映画をやっていてスペイン人限定のサービスでした。

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左がバレンシアの駅。左の茶色いのは闘牛場。右は今日泊まるユースです。14ユーロ。予約なしできました。Quart Youth Hostelでなかなか快適です。

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そしていよいよバレンシアが誇る唯一の世界遺産、ラ・ロンハです。というか、私が今まで毎日載せているのは全部世界遺産ですから。
ラ・ロンハは15世紀の商品取引所だそうですが、入場料2ユーロと破格で、中に入ると、二部屋で終わりで、何が世界遺産なのか全くわかりません。たぶんユネスコの委員に上手に一杯飲ませただけだと思います。もう少しネエチャンでも斡旋して周りの教会や街並みも世界遺産に・・あ、訂正、撤回。すばらしいです。

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中に入ると、さすがバレンシアです。世界遺産の中にオレンジを何本も植えています。

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ここバレンシアはスペインでも有数の穀倉地だそうで、パエリアの発祥の地だそうです。無料で多数のミサに参加したつぐないに高級パエリア店を捜しましたがありません。マドリードの半額以下のようなお店ばかりです。ラ・ロンハの横の広場の路上レストランで食べましたがけっこうおいしかったです。土産物屋を覗くと、パエリア鍋をどこでも売っています。誰が買うんでしょうか。
せっかく写真増量なのにろくなネタがありません。バレンシアは観光地としての武器が弱いです。路上パホーマーは一人もいません。路上レストランにも観光客はまばらで賑わっていません。なんで、ワシがここに来たかという理由も、単にバレンシアオレンジという名を知っていたので寄っただけです。明日も始発で出発です。がんばれ、バレンシア!

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2013年6月20日 (木)

セビリアからグラナダへ。そしてコルドバへ。

ホステル→セビリア駅発6:45発→(列車MD)グラナダ駅着9:58→(バス)アルハンブラ城→(徒歩)アルバイシン地区町歩き→グラナダ駅発18:05→(列車ALTALIA)コルドバ駅着20:31→ユースホステル

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駅まで歩くと30分だった
翌朝暗い中を間違えずに 行けるだろかと
歩いてみる
朝と夜では景色は一変する
たいてい私は そうやって 町を二度味わってからあとにする

It took me 30minutes to the station
I walked so as not to lose my way to the station next morning
The scenery will change totally day and night
Mostly I left the town after enjoying the scenery twice

今日はちょっと長いですがよろしく。
昨日のことから始めます。
マドリードから高速列車で二時間半。セゴビアへ到着。
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駅から歩くこと30分。旧市街に入ると、車が通れないような道が続きます。
今日の宿は旧市街にあるのですが、捜すのが面倒なので、キャスターバッグを引いたまま観光しちゃいます。

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世界遺産のカテドラルが見えてきました。大きいです。でも、毎日世界遺産を見ているので、最近あまり感動しません。大体こういうものは、日本で毎日一生懸命働いて、上司に嘘を言ってなんとか休暇をもらって、やっとの思いで来て見るから感動するんであって、毎日見てると・・、あ、嘘です。すばらしいです。中もすばらしいです。

続いて横の公文書館。
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昔はここに公文書を保存していたようですが、今は展示場になっていて、今日は、支倉常長の展示をやっているみたいです。秀吉や家康の肖像や、彼らが発行した文書が展示してあるようですが、英語解説がまったくないので、さっぱりわかりません。たぶん、スペインと交易があったぞ、ってな展示だと思います。

続いて、アルカサル(城)。なんで、○○城と言わないで全部アルカサルなんでしょうか。読むたびにシャレを言いたくなるのをこらえて今日までやってきました。耐えます。

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この城はなかなかいいです。でも、最近は・・・。パリに来た頃なんて、地下鉄で誰かが何か演奏しているだけで、うるうると泣きそうになったものですが、今では、お城でアンダルシアの曲をギターを弾いていても、なんや、うるさいなー、なんて思ってしまって、写真もあんまり撮らないし、ましてや2時間もかけてブログに載せるということも、あ、訂正、これから頑張ります。

今日はちょっと私生活を公開します。安宿にばかり泊まって、貧乏な生活をしていると、同情されてもつらいので。

今日のホステルは、カテドラルから100メートルぐらいの場所にあるGrand Luxeというホステルで一泊1900円(13ユーロです)。

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入口は世界遺産みたいだし、リビングはデザインホテルみたいでしょ。

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寝るところは二段ベットです。写真には写ってないですが、右隣のベットに韓国人の若い女の子が泊まっていて、気を遣っていろいろ話かけてきてくれます。9時に部屋へ行ったらまだその子一人で、おっさんと二人じゃ可哀そうと、こっちが気を遣ってまた外に行ってバーを梯子したので、ちょっと飲み過ぎ。
男女同室ということはそんなに多くないです。たぶん3回目じゃないかと思います。スペインとかはお国柄なんでしょうか。

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シャワーは部屋にあって、快適。右は食堂です。キッチンで自炊もできます。一人で自炊すると割高なので、私はやったことがないですけど。

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夕方、三日ぶりに手洗いで洗濯しました。今まではそんなに汗をかかなかったけど、これからは毎日かな。こちらは日が長いので、寝るまでには乾く予定です。7ユーロぐらい出すと、洗濯機でやってくれますが、そんなにたくさん洗濯するものがないので、今まで一回しか出したことがないです。

そして今日。

朝5時半にホステルをチェックアウト。セビリア駅に6時に着いたら、もうマックがやっていたので、朝食。
列車でグラナダへ。途中の車窓ははオリーブの木ばかり。山にはオリーブしか植えてないと言った方がいいくらい。

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(写真左は車窓のオリーブ。右は入場口に並ぶ人)

そして三時間かけてグラナダに到着。
アンダルシアへ来たからには当然アルハンブラ城を見ないといけない。ところが私、チケットを持ってない。昨日の韓国の子はネットで韓国で買ってきたそうで、入手がかなりむずかしいという。当日売りもあるが、午前中には売り切れてしまうので、朝8時には並べと、地球の~に書いてある。
駅前通りにインフォーメーションがあったので、行き方を教えてもらい、バスをつないで城の入口のチケット売り場に着いたのいが10:30頃。列はそれほど混んでなくて、10分ほど待ってチケットを買ったら、12時30分の入場というチケットをくれた。アルハンブラ城は、山の上の広い敷地に庭と一緒にいくつかの建物があって、その中のナスル朝宮殿という場所だけは入場制限していて、30分に一回しか入れてくれない。その入場の時間が12時30分。2時間待ちだけど、チケットはすんなり買えた。キャスターバックも預かってくれて、無料のコインロッカーに入れた。ただ、このコインロッカーはそんなに大きくないので、スーツケースの大きいやつはダメです。お城の中を大きなスーツケースをころがして観光している人を見ました。
2時間も待つのかと思ったが、ナスル朝宮殿以外の場所も広くて、それを見るのにもけっこう時間がかかった。足早に済ませたが、12時頃までかかった。ナスル朝宮殿以外の場所はそれほど保存状態も良くないうえに、イスラムの建築様式なので、今まで見てきた石造りの城のような壮大さはない。煉瓦を小さな石ではさんで接着したような壁のつくりで、それほど労力もかかってないように思われた。

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そして12時半になり、いよいよナスル朝宮殿へ入場。

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ちょっと電波の調子が悪いようで、写真の貼り付けがうまくいきません。見える範囲でお願いします。

感想としては、それほどのもんじゃない。ものすごく感動したということもない。私は以前から人に写真を見せてもらっていて、部屋の装飾がすばらしいと聞いていた。壁の彫刻は、大理石でできていて、タイルも大理石の象嵌細工だとかってに思い込んでいた。でも、壁の彫刻は固く塗り固められた石膏状の素材を掘り込んだもので、タイルも大理石ではなかった。
それに、入場制限している理由は、おそらく、ナスル朝宮殿の床の大部分が大理石でできているため、大勢の人を入れると摩耗してしまうからだと思う。人が殺到してチケットが取れないということではない。それなら、入場者を素足にするとか、靴下にするとかして、待ち時間なしで入れればいいように思う。

この町でもう一か所世界遺産に指定されているのが、アルバイシンの街並み。この街並みは、敵の侵入を防ぐために、入り組んだ構造の街並みになっていて、白く塗られた壁の街並みが美しい。城から一時間ほど歩いて町歩きをしたが、こちらの街並みは美しく、迷いながらも楽しかった。土産物などを売っている店も狭い路地にいっぱいある。
歩いていて一つ気になったのが、遠くに見える山。雪をかぶっているように見える。来る時の列車からもそんな感じの山々が見えたが、雪のはずはなく、白い岩の多い山だと思っていた。地図を見てもらえばわかるが、グラナダはヨーロッパでも南のはずれに位置していて、少し南に下がれば地中海を挟んでモロッコという暖かいところ。オリーブをいっぱい作っているような場所だ。

今日はこの町に泊まるつもりだったが、駅で時間を聞いたら、明るいうちにコルドバに着きそうだったので、コルドバまで行こうと、指定券を買ってホームに出た。そうしたら、ホームから遠くに山並みが見えて、どう見ても雪にみえる。駅員をつかまえて、あれは雪かと聞いたら、そうだと言う。
私は岐阜県の東濃地方に住んでいて、春先には御嶽山や恵那山の山並みに雪が残る。外回りの仕事をしていたし、山にも登るので、いつも雪の残った山々を見ながら仕事をしてきた。それと同じような光景が、スペインの南のはずれの駅のホームから見える。そんなはずはないのに。
もう今時分は故郷の山には雪はないかもしれない。でも、信州の方まで中央道で山登りに行くと、きっと今でも同じように山には雪が見えるはずだ。そう思うと、涙がボロボロと出てきて、ホームで泣いた。
日本に帰りたいとか、長旅が嫌だという思いは今は微塵もない。毎日楽しいし、できるだけ長くこの旅が続いてほしいと思っている。なのに涙が止まらない。出発の10分前になって、荷物のX線検査が始まっているのにグジュグジュ。
列車に乗って世界地図を出して調べてみたら、グラナダと地中海の間にシェラネバダ山脈というのがあって、中に3482メートルの山があるとわかった。北緯37度ぐらいで、信州の大町と同じぐらいの位置にある。それを知って、また泣いた。

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教会や城は毎日見ているとだんだん慣れてきて、それほど感動しなくなってきているのも事実。ただ、旅は予定の十分の一もまだ終わっていないし、何に感動するかは予測がつかない。順調でなくてもかまわない。ちゃんとちゃんと世界を一周できますように。

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2013年6月19日 (水)

リスボンからセビリアへ その2

朝8:10マドリード・チャーマチン駅着→アトーチャ駅→(高速列車)セビリアへ(予定)

今、マドリード・アトーチャ駅前のマックで書いています。夜行は順調に着きましたが、セルビア行きの高速列車が11:00までなくて(売り切れ)、セビリア到着が遅れるのでここで書いておきます。やっぱり事前予約した方がよさそうです。

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      豪華客船から降りてきた客たちは まるでレストランにでもいくかのように
          おしゃれして町へと繰り出して行った

      The passengers from the gorgeous liner went out to the town
             as if they went to a restaurant

夜行列車に乗る前のことから書きます。
6月18日
朝は小雨模様だったが、次第に晴天に。サンタ・アポローニャ駅のコインロッカーに荷物を預けに行ってびっくり。
駅前の海に巨大豪華客船二隻が横づけされていて、タラップから続々とお客が降りてくる。降りた客は税関と思われる建物を抜けると、10台以上止めてあるバスに乗る者、歩いてどこかへ行く者、大勢の人。あとでわかったのですが、この人たちは路上レストランで食事をしたり、買い物したりで、今日のバイシャ地区は大賑わい。
私は乗り物一日乗り放題券を買って、地下鉄、電車と乗り継いで、まずはベラルド美術館へ。この美術館は現代アートを中心に多数展示していますが、ミロもピカソも少しはある。無料なのが良かった。
ピカソの絵がよかったので載せておきます。ついでに、暴利多売のウオーホールも。

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続いて、ジェロニモス修道院へ。庭がきれいでした。ふと思ったんですが、教会と修道院とどう違うんでしょうか。中はどうみても同じようなつくりです。ただ、ここが他と違うのは、懺悔室が一つもない。ついでに言っておきますが、サンチャゴの教会は懺悔室が16もあって、パリのノートルダムの倍でした。長い巡礼路を苦労して歩いてきて、全部懺悔してしまいたい人が大勢いるんでしょうね。実際に懺悔している人もいましたし、ドイツ語専用なんていう懺悔室もありました。

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昼過ぎになってお腹が空いてきて、重要な任務を実行する時間となった。それは、「昨日のカルモ通りの百貨店に行って、理想のプレートを食べる作戦」。
このままリスボンを後にしたのでは、「フランクフルトの惨劇」に続き、「カルモ通りの屈辱」となって、きっと長く私を苦しめるに違いありません。
昨日の店に行くと、けっこう混んでいました。レジの女の子は、アフリカ系の若い子で、昨日の子ではありません。厨房のおばさんは昨日と同じ。おばさんに軽く手を振りましたが、無視され、まったくつけ入るスキなし。でも、こっちは余裕です。4.9ユーロ払って、後は理想の食材を指差せばいいんですから。
ボードを見ると、4.9ユーロのメニューは一種類しかなかったので、それを紙に書いて、4.9と書いて、レジの女の子に10ユーロ出したら、その子がゲラゲラ笑いだした。うけまくる。何がおかしいの、と聞くと、その子が、あんたフランス語わかる?と聞く。わかるような顔しとるかボケ、見りゃわかんだろ、英語わかるだけでも奇跡なのに、と思っていたら、厨房係のおばさんがその子に一言二言。若い子はなおも大笑いしながら、プレートに、白米と野菜と載せてくれた後で、いろんな食材を見せてくれて、これか、これか、とやってくれた。おかげで昨日とは違う大満足の理想のプレートが完成。

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味はそこそこでしたが、大満足。カルモ通りの雪辱や。でも未だに何であんなに大笑いされたのかわからず。私が紙に書いたのはメニューじゃなかったみたい。言葉のわからん東洋人がメシ食べたさに必死でトンチンカンな言葉をメモして頼んだんでおかしかったんやろうね、きっと。でも笑ってくれたのでこっちもうれしかった。おばさんとは仲良くなれんかったけど。
写真右は、ちょっと変な人たちが並んでまでして乗るサンジャエスタのエレベーターで、カルモ通りはそのすぐ裏。百貨店は無印良品の向かいです。

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続きまして、名物の市電の28番に乗ろう、と地球の歩き方に書いてあったので乗ることに。もう観光はいいので、終点まで行って、また帰ることに。最初座っていたのですが、混んできて、足の悪いご婦人が乗ってきたので、立って席を譲りました。運転手の横のコーナーで窓にもたれて立っていると、一組の若いカップルと、中年の三人組みが乗ってきて、もうこれ以上乗れない状態に。カップルの男が、自分の彼女をコーナーにやりたいので私と変わってくれというような仕草をするんです。なんか変だなと思ったんですが、変わってあげました。私は通路の真ん中に立つことになって、周りを乗ってきた4人の男に囲まれた状態に。ちょっとヤバイなーと思って、背中のリュックのジッパーを押さえました。実は私、どこへ行くにもパソコン背負って歩いてます。1.1キロの軽量パソコンですし、取られるのが嫌なので、いつも背負ってます。
そしたら、財布を入れていた左のポケットを引っ張られた。財布を手で押さえてそっちを見たら、いかにも悪そうな男が、知らないよ、てな感じで他を見た。スリだな、と思ったけど確証がない。私の左ポケットは実はマジックテープが縫い付けてあるので、簡単には手を入れられない。二つ折の財布が、座った時にポケットから出てしまう時があるのでその予防で縫い付けたもので、盗難予防ではない。ポケットはノーマークでした。たぶん、マジックテープじゃなかったら、すられていたと思う。怖くなって、次の停車場で降りて線路伝いに二駅ほど歩いたら、そいつらがそこにたむろしていた。まったく、いろんな手を考えるものやね。あやうくリスボンの惨劇や。

そして夜行列車。今日は追加料金7ユーロ(1000円)の座席です。座席の乗車率は半分ぐらいです。インド人がカップルがななめ前で、パソコンを開けてリスボンの思い出の写真を見て語りあっています。横の老夫婦にお国を尋ねたら、ブラジルでした。そしたら、後ろにもブラジル人がいて、席をかわってくれというので、かわってあげたら、ブラジル人同士で盛り上がってうるさいです。
でも変な話ですが、個室にいるよりこうやって大勢が見えるところで列車に乗っていた方が安心感があります。

そして、今マドリードのマックです。この続きはまたあした。

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2013年6月14日 (金)

サンティアゴ・デ・コンポストーラ見物 ア・コルーニャ日帰り

サンティアゴ・デ・コンポストーラ駅7時着夜行→(徒歩)キンターナ広場→カテドラル→駅→(鉄道)ア・コルーニャ駅→(徒歩)マリア・ピタ広場→ア・コルーニャ駅→サンティアゴ・デ・コンポストーラのユース泊

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          列車を待つ間 公園で缶ビールを飲みながら
        男たちがバックギャモンで盛り上がるのを見ていた
          俺にやらせろと しゃしゃり出て 連戦連勝
          そしたら かっこいいだろうな
          ルールも知らないけど

        Waiting for the train 
        I was watching the men playing backgammon with drinking a beer
          I will do it and  win after win
          If so  It's cool I even don't know the rule

サンティアゴ・デ・コンポストーラ(以下サンチャゴ)は9世紀初頭に聖ヤコブの墓が発見されたことにより聖地となり、今ではスペイン、フランスを始め、世界中の人が巡礼する聖地。
キンターナ広場に着いたのは朝8時。誰もいません。またしても世界遺産貸切。隣のカテドラルに入ると、けっこう人がいた。このカテドラル(教会)はヨーロッパ全土からの巡礼者が来る場所で、多くの人はバックパックを背負って何日もかけて歩いてくる。そのため、大きな催し物がある時は人々の汗や靴の匂いがひどいので、教会の天井から振り子のようにぶら下げた香炉に香を焚いてブンブン振り回すことで有名。中に入ると、ありました。大きな香炉が天井からぶら下がっています。もちろん香は焚かれていません。
二つの小部屋でミサが行われていて、賛美歌があたりに響いています。椅子に座って祈りを捧げる人、黙って座る人、厳粛な雰囲気が漂っています。私も黙って椅子に座りました。私は、キリスト教のことはよく知りませんが、こうした雰囲気は嫌いではないです。カテドラル(教会)は信仰の場所なので、どこでも基本的には、入場無料ですし、朝早くからやっているので、行けば必ず訪れるようにしています。
サンチャゴ観光は9時には終了。えーっ!あとどうするの?この町のユースは予約してあるけど。宿泊料なんて知れているので、無視してポルトに行っちゃえ、と駅で聞いたら、ポルト行きは朝6時と夕方4時しかなくて、4時で行くと、到着が夜10時だという。いくら日が長いといっても、10時着はだめ。
「地球の歩き方」と相談したところ、列車で30分ほどに、ア・コルーニャという港町があって、海産物がおいしいので有名とある。「スペイン人が食べているおいしくて安い海産物を食べる作戦」開始。
ア・コルーナャの駅を降りてしばらく歩くと、潮の匂いがしていい感じ。海沿いの通りが美しい町です。街並みはそれほど古くはないのですが、きれいです。歩くこと1時間。海産物の店ありません。しばらく歩くとマリア・ピタ広場に出た。この広場も四方を建物に囲まれている美しい広場です。一角に市役所があるのですが、それがまた美しい。本当にそこで住民票とか交付しているのか見たくなって、中へ入ろうとしたところ、お巡りさんがいて、鞄をX線検査しようとするので入場断念。この町はその昔、スペインの無敵艦隊の基地として栄えたそうですが、その栄華の跡を残しています。恐るべしスペイン。

広場の一角にインフォーメーションがあったので、お姉さんに、おいしいシーフードの店のあるエリアを聞いて行ったところ、あるわあるわ。でも高い。それに、昼間から海鮮盛り合わせを食べている人一人も無し。道路に椅子やテーブルが出してあるが、一人もいない。人がワアワアと言って食っているから美味いんであって、一人で食べてもねえ。たぶん夕方4時過ぎれば大勢で賑わうと思う。結局、中に一軒だけ、賑わっている店があって、そこで6ユーロ(800円)のタラのフライの定食と、galiciaというビールを飲んだ。このあたりの店はこれを出す店が多いみたいですが、このビールうまかったです。

そして、サンチャゴに帰ってユースを探して歩いた。朝は人影もなく、なんて陰気な巡礼の町かと、ア・コルーニャに逃げ出したほどなんですが、人でごった返して賑やか。しかも10ユーロぐらいで海鮮盛り合わせみたいなものが一杯あって、うまそうな匂いが漂っている。ア・コルーニャの半額以下。
ブログ書いてる場合じゃないです。これ終わったら夜の部に出動です。

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2013年6月13日 (木)

サマランカからアビラへ  そしてサンティアゴ・デ・コンポステーラへ

ホステル→(列車MD)アビラ駅→(徒歩)城壁の中へ→カテドラル→城壁の外クアトロポステス 城壁の上を歩く→図書館→アビラ駅→(夜行列車でティアゴ・デ・コンポステーラへ明朝7時着予定)

電波が弱くて写真の貼り付けができませんのでまた後日。

朝、駅までの道を迷ってしまった
二人連れの男に聞くと
「この男は駅まで行くから ついて行きな」と一人が言った
その男は寡黙な男で 何も喋らなかったが 僕を駅まで連れていってくれた
列車の時間が近づいたのでホームに出ると
作業着に着替えたさっきの男が 僕の乗る列車の窓を 黙々と拭いていた

In the mornig I lost my way to the station
I asked the two men walking together
"He is going to the station follow him" said one of them
The man was reticent but he took me to the station
As the train time come near I went out to the platform
The man wearing overalls was wiping the window of my train silently

アビラは町を囲む城壁が完全な形で残っている高原の城塞都市です。
サラマンカから普通列車で一時間ほどマドリード方面へ戻った場所にあります。アビラを見物した後、今晩ここから夜行列車に乗ります。もちろん今度は二等寝台(追加33ユーロ4800円)で。

アビラはイマイチです。街の保存状態があまり良くありません。期待していた城壁もそれほどじゃありません。
なんでこんな辛口で書いているかというと、アビラ駅は小さな駅で、荷物預かりもコインロッカーもありません。
何か所かで聞いたが預かってくれず。しかたがないので、今日、6時間以上石畳の上をキャスターバック引いて歩きました。今日も暑い日でした。石は熱を持つので、照り返しがけっこう暑い。しかも、ここへ来たのは城壁の上に上がるのが目的。
バッグを城壁の上まで引きずりあげて、ずーと歩きました。バッグが壊れないかと心配しました。
おまけに、この街にはマクドナルドがないみたいで、夜、夜行に乗るので、さすがに今日はブログ書けないなー、と思ってインフォメーションセンターで聞いたら、城壁の中の図書館でならたぶん使えるという。
もうじき5時で閉まりそうなのであわてて打っています。

ポチっとしていただける方は昨日のところでお願いします。電波弱くて貼り付けできません。コメントやメールにも返事できませんのでまた明日以降で。ではまた。

2013年6月12日 (水)

マドリードからサラマンカへ

ユース→チャーマチン駅→(列車 MD)サラマンカ駅(奥にある終点に方)→(徒歩)マヨール広場→ホステルチェックイン→貝の家→新カテドラル→サラマンカ大学→旧カテドラル→サラマンカ駅(明日の電車を変更)→ホステル

035_2マヨール広場

        列車を降りると無人駅だった
        道行く人をつかまえて スペイン語で聞いてみた
        Donde esta Plaza Mayor?(マヨール広場はどこですか)
        いけるじゃないか

        I got off the train and nobody was there
                 I caught a walking man and asked in spanish
                 Donde esta Plaza Mayor?(Where is Plaza mayor)
                 I got it

サラマンカはマドリードから普通列車で2時間50分ほど北に行った町。800年の歴史をほこる名門のサラマンカ大学に世界中から学生が集まる古都です。
駅から歩いて、新市街から旧市街へと入ると、街並みが一斉に中世の古い町並みに変わる。町の中心にあるマヨール広場はとても美しい広場です。ヨーロッパの古くからの町には町の中心に○○広場という正方形の広場があって、中は石畳で、その広場の周りを建物が囲む。マヨール広場はおそらく100メートル四方ぐらい。きっと、中央の建物のバルコニーに王様が出てきて演説し、中庭では市民や騎士がエイエイオーなんてやったんでしょうね。ものすごく美しい広場です。
広場に入るとすぐにブラスバンドが演奏を始め、民族衣装を付けた男女が行進を始めた。あとで聞いたら、今日は祭日で、あれこれ催しものがあるとのこと。
インホメーションでホステルの場所を聞いたら、すぐ近く。町の中心でした。
このホステルは石造りの町の中にあって、3階建て。外観は昔のままなんですが、中は改装されていてとてもきれいで清潔です。一泊1900円、朝飯付きですが、ものすごく快適です。
受付のおじさんが「明日、日本の皇太子のナルヒトがこの町に来るんだよ。知ってるか?こんなに小さいんだろう?」なんて言いながら、小人ぐらいの身振りをするので、
「そんなに小さくないよ。僕ぐらいはあるはず」と言って笑った。このおじさん、非常に愛想がよくて、皇太子が来るぞと、会うたびに言うんです。
荷物をおいてさっそく市内観光。すばらしい町です。中世の街並みがそのまま残っています。サラマンカ大学なんて、外から見る限りでは中世の建物そのまま。本当にここで今でも授業をやっているんでしょうか。教会を三つほどまわりましたが、中で何か行事をやっていました。もちろん建物もすばらしいです。
ここはほんとうにすばらしいです。泣きそうになったかって?いいえ。しびれました。

今日は暑い一日で、たぶん今時分の名古屋の暑い日と同じぐらいじゃないでしょうか。みんなTシャツで歩いてましたよ。
当然夕方にはマイヨール広場に行って、ビールを飲みながら、イベリコハムを使った料理を食べました。毎日こんなに贅沢をしてていいんでしょうか。いいんです。そうこなくっちゃ。

今日も安いユースホステルに泊まっています。旅に出る前はユースに泊まれるだろうかと心配していました。若い子が多いだろうし、神経質で不眠症の私が相部屋で眠れるだろうかと。全然大丈夫でした。毎日観光して5~6時間以上歩くので、夜はバタンキューで寝てしまいます。それに、こういうところに泊まる人は旅慣れていて、マナーもしっかりしています。放っておいてほしい時はそっとしておいてくれるし、話かければ優しく応じてくれる。たまに同宿の日本人と話していろいろ教えてもらうのもありがたいです。
私の旅のスタイルでは、節約するところが宿泊費しかない。見たいものは見たいし、食べたいものは食べたい。もう全部ユースホステルでもいいと思っています。
え?高いホテルに泊まって食べたいものも食べろ?無理。

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2013年6月11日 (火)

トレド日帰り

ユース→(地下鉄)アトーチャ駅→(高速鉄道Avant)トレド駅→(徒歩)アルカサル(城)→カテドラル→エル・グレコの家→エルグレコ教会→トレド駅→同じコースを帰る→ユース

005_3アルカサル(城)

カテドラルに入ると10人ほどの人が参列してミサをやっていた
響きわたる司祭の歌がもっと聞いていたくて 一緒にたたずんだ
歌が終わると みなが一斉に互いに握手を始め 私にも握手してきた

When I went into a cathedral  some ten people attended a mass I stood there to hear the resonant song of the priest more
When the song was over everyone stood there shake hands each other and offer to shake hands with me

トレドの町を歩いてきました。
トレドはマドリードから高速鉄道で30分。三方を川に囲まれた城壁の町で、城壁の中は中世の石造りの町がそのまま残っています。
エルグレコの家に行きました。グレコの絵は、キリストと十二使徒をはじめ、20点ぐらいが展示してありましたが、絵はともかく、そこでやっていたビデオを見て感じるものがありました。グレコはギリシャのクレタ島に生まれ、ヴェネチアへ行って絵の修業をし、最後はここトレドに工房を構えます。ダビンチにしてもそうですが、当時の画家は貴族や王族がパトロンについてくれないとやっていけないわけで、そのためグレコも生まれ故郷を離れて遠くスペインまで来たということを思うと、筆一本で生きていくために国を離れ、電車のない時代に、もう二度と故郷へ帰れないかもしれないような大冒険だったんじゃないかと思いました。

昼には観光終了。毎度のことながら朝暗いうちにユースを出発して世界遺産貸切で、早朝ミサまで出てるので、半日あれば十分。でも、今日も帰りの列車の予約は夕方。
昼を食べようかと思ったが、観光地ばかりで食べていると高くつく。実は昨晩、どうしても米が食べたい症になって、マドリードの町をさまよったけど、中華の店がなく、しかたなくパエリアでも食うかと捜したが高かった。バーで一軒だけ安く出す店があったので頼んだら、出来上がったものをレンジで温めてすぐに出してきた。もう頭にきた。
そこで今日は時間があるので、「新市街まで歩いて、スペイン人が食べている安いパエリアを食おう」作戦実施。
城壁の上から外を見て、あたりをつけて歩くこと40分。パエリアの店ありません。おまけに今日はものすごく暑い。でも、頭の中は完全にパエリア。しかたがないので、ヘロヘロになりながら城壁の中まで戻って、もうどこでもいいからパエリアを出せと、お城のすぐ下の観光地ど真ん中のお店でパエリア注文。待ち時間にビールを飲みながら(よしよし、ちゃんと料理しているな)と、幸せな気分にひたりました。
世界中がヨーロッパだったら、予算的にいって、とても世界一周はきつい。そもそも、世界的な観光地ばかりでルートを組んでいるのでしかたないですけど。

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2013年6月10日 (月)

セゴビア日帰り

ユース→(地下鉄)チャマルティン→(Alvia高速鉄道)セゴビア→(バス)ローマ水道橋→大聖堂→アルカサル→同じコースを帰る

039_5

おお ローマ人よ あなたたちは いったい 何者なのか

Oh Who you Roman really is?

・・・・・

高速鉄道でセゴビアへ。9時には水道橋の下にいた。これ見たかったんですよ。またしても世界遺産貸切。観光客はあまりいません。下から見上げて、あの水道橋の上はどうなっているんだろうかと。頼まれても上りませんけど。ずっとたどっていけば低いところがあるはずと歩いてみた。15分ほど歩くと、胸の高さまで低くなって、そこで切れて終わっている場所へたどりついた。上には深さ50CM、幅30CMぐらいの御影石の水路がある。
横に立て看板があって、それによると、この水路は山から13キロは地下を走ってきて、そこで地上に出て水道橋へ。橋が終わると、そこからアルカサル(町はずれにある城)までまた地下を走っているという。ローマ人恐るべし。こんなものを紀元前に作ってしまうなんて。しかも接合剤を使ってないという。

昼にはセゴビア見物終了。え~っ、帰りの列車の予約はは6時半。しかたがないのでかねて懸案のビーチサンダルを買う件。ユースのシャワーにスリッパで行っていたら、毎日ビシャビシャ。ビーサン売っている店を教えてもらおうと、水道橋のふもとのインフォメーションへ。日本人用の地図ちょうだい、と言ったら、そこにいた係の若い女の子二人が日本人。聞けば、二人とも高校生で、この町に留学しているんだって。ビーサン売り場とは言い出せずに地図だけもらって自力でビーサンさがし。ありました。2ユーロ。なんと昨日マドリードの百貨店で見たやつの十分の一の値段。しかし、なんでワシはセゴビアまで来てビーサン買っているんやろう。
それでもたっぷり時間があったので、ビール中ジョッキ1ユーロ(150円)のバー(マドリードにもあるチェーン店)でビール飲んで塩辛いハム食ってやったわ。

もうあたりまえになってしまったのですが、高速鉄道に乗る時、飛行機の時のように荷物を全部X線検査します。駅のコインロッカーに預ける時も美術館のクロークに預ける時もやります。これって、安全なのか物騒なのかよくわからんです。

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2013年6月 9日 (日)

マドーリード町歩き

ユース→(地下鉄)アトーチャ駅で列車予約→(徒歩)プラド美術館→ティッセン・ボルミネッサ美術館→ソル地区町歩き→ユース

008

ダリがいてミロがいてピカソがいる

 完璧さ

 印象派?

 ここはスペインだぜ

       Dali Miro and Picasso

       It’s so perfect
       Impressionist?
       This is Espanol

昨日マドリードに着いてすぐにソフィア王妃芸術センターへゲルニカを見に行ったら、ダリ展をやっていた。常設展(ゲルニカ)の方は待ち時間なしで入れたが、ダリはなんと2時間半待ちの人気。
待っている間に常設展をじっくり見た。ここにはたくさんのピカソがある。抽象になってからの作品がほとんどだけど、じっくり見ていると、これが実にすばらしい。パリで印象派の絵をたくさん見てから見ると、食い合わせが悪くてダメみたいのところがあるけど、ここではそれがない。たぶんここには印象派は一枚もない。ミロはたくさんあるけど。
ダリも良かった。画集で見るような作品がたくさん展示してあって、得意のパホーマンスのビデオも流れていた。

そして今日は、まずはプラド美術館。ゴヤ先生には悪いんですが、ここは私の美術館ではなかった。宗教画というか宮廷画というか、そういう絵ばっかり。それも、ものすごい数。ひょっとすると、ルーブルより展示数が多いのでは。美術の本にあるゴヤの「裸のマハ」。あれって、首の座りというか位置がオバケみたいで変じゃないかといつも思っていて、本物はどうかと楽しみにしていたんですが、やっぱり変でした。
次にテッセンなんたら美術館。ここは、一応印象派の絵も、けっこう展示してあってよかったです。でもたぶん、ここで見たという記憶が残るのはピカソの「鏡を持つアルルカン」だけかなあ。あれよかった。あ、ピサロの特別展もやっていて、それもよかったです。

さて、昨日泊まったユースですが、市の中心、セントロという地区の王宮のすぐとなりにある一泊1600円のユースです。マドリードには高いユースが無いみたいです。なんでこんなに安いんでしょうか。でも、そこそこ快適です。すぐ隣がアルムデーナ大聖堂で、部屋の窓からよく見えます。世界一周中の若い日本人カップルが一組いますが、他には日本人はいないようです。宿からすぐにアルナル通りという繁華街があって、大勢の人でにぎわっています。路上パホーマーもたくさん。バーに入ってみましたが、ビールが安い、中ジョッキが1.9ユーロ(280)

今日のマドリードは寒いです。Tシャツだけの人はほとんどいません。でも乾いた感じの寒さで気持ちいいです。パリと違って町や電車には落書きが少なく、きれいで安全な感じがします。ただ、よく喋る。パリの地下鉄ではみんな知らんぷりして乗っているのに、ここではみんな喋りまくり。うるさい。ラテン気性なんでしょうか。石造りの街並みもきれいで、ショップにはレアルマドリードのグッツがあふれています。
ユースが王宮の横という一等地にあるので、壮麗な王宮の前を通って、石畳の道をソルという地下鉄まで歩くのですが、その街並みの美しいこと。泣きそうです。
今、ユースのロビーで他の人に混じってこれ書いてますが、ジプシーキングスが流れていて、また泣きそうです。

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